当ブログでも何度か取り上げたBill96。フランス語を住民に強制する法律が、州議会において78-29と賛成多数で採択されました・・。反対票を投じたのはリベラル党とPatri Quebecois(PQ)の2党だけですが、理由は正反対。リベラル党は英語系住民の保護や個人の自由を考慮しての反対。一方PQはこのBill96ではフランス語を守るのに不十分だとして、より強硬なルールを要求しての反対。


いやでもこれ、本当にケベック州から人が流出&入ってこなくなると思いますし、正直これから英語留学や永住権を見据えた事を考えている方は、ケベック州には来ない方が良いと思います。


と言うのは、今後ケベック州で永住権を受けた者は6か月間のフランス語レッスンの後は州政府とのやり取りは全てフランス語のみ、となるから。フランス語留学であれば問題ないですが、英語留学や永住権目的の場合はケベック州は本当に対象外にした方が良いと思います。


これ、本当にびっくりしたのがLegault首相がこの法案が通過した際のコメントで、「今フランス語を守らないと、ケベック州はバイリンガルの街になる」と。バイリンガルの街になるのは嫌なんですね、Legaultさんは。バイリンガルって二つの言語を操る人たち。つまり、フランス語はそのまま残るはず。

要はフランス語以外は認めない、って州政府首相が公言したのと一緒ですよね。

MAY242022 01
(今後州内の分断及びケベック州と他州の分断が進みそう。CTVニュースサイトより。)

Legaultさんは、医療関係や政府関係のサービスは今後も英語で受けられると言いますが、それも相手側が認めた場合のみで、いつフランス語を強制されるか分からないので、正直不安です。

既にある弁護士グループがこの法案に反対することを宣言して、法廷闘争に持ち込むと言っています。

本当、結婚していなかったら、家を買っていなかったら、すぐにでもオンタリオ州や他州に行きたいくらい。


元々ケベック州はカナダの中でも特別な目で見られていますが、より奇異な目で見られるというか、他州との分断が進むような気が。


フランス語やフランス文化保護はある程度理解できますが、これだけ非フランス語の住民が増えている中での差別的なルールは正直怖いし、分断や差別が進む気がします。

今秋の選挙でこのルールが廃止されるとかないかな?ない場合、今ケベック州に留学を考えている方や永住権を求めてきている、来ようとしている方、別の州にした方が良いですよ!







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