今秋、と言うより再来月10月頭に行われる州議会選挙に関して、モントリオール市長のValerie Planteさん、「次期州政府はもっともっとモントリオール市への支援を増やして欲しい」と要望を出しています。
彼女の要望としては、市内のホームレス対策、クリーンエネルギー対策、銃犯罪対策などなど。Valerieさんとしては、州政府の財源の一部を市に移譲してほしい、と思っているんだと思いますが、州政府がそれを許すとは思えません・・・。ひも付きの補助を出すことで、市を自分たちの影響下に置きたいでしょうから。
なので、Bill96やBill21などと絡めて、支援額を操作してくるのでは、って、勝手に思ってます、もしCAQが州議会選挙で勝つと。
いや本当、ケベック州、先行きは真っ暗って感じですね・・。
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コメント
コメント一覧 (2)
CAQの支持率が高いのは地方の保守層が応援しているからで、日本で自民党が伝統的に強いのと似た状況かもしれませんね。教育も確かにモントリオールは北米で一番学費が安く、人集めもうまいと思いますが、CAQの政策によりせっかく集めた人材がよその州や国に流れる状況ですからね・・。本当にどうなるか、不安です・・。
言葉の面ではかなり問題があるようですが、教育には力を入れているように感じます。
例えばケベック州で必要としている分野の大学の学費は安くしたり、それらを学んでいる学生のインターンを州政府が上乗せして高くしていたり。この支援のおかげで、ケベック州は世界で稀に見る勉強の面で格差が少なく、やり直しができる社会になっていると思います。カナダの他の州や、日本を含む他の国では卒業後高所得が得られるSTEM分野の学費はかなり高く、結局裕福な子弟しか進学できないのが現実ですから。
うちの子供もその恩恵に預かっていて、奨学金が出て非常に助かっています。
理想は言葉は以前のようにバイリンガルの州を強みにして、なおかつ、教育に力を入れてくれる政府、なんですけどね。バイリンガル都市を強みにしたらモントリオールはもっと優秀な人材が集まるのに、と思うと、その点は残念です。