今から3~4年前でしょうか、ケベック州のコメディアン・Mike Wardさんが、ある障害を持つ青年を揶揄するようなジョークを言って、それが元で裁判に発展したケースがあったんです。
で、結果としてこの裁判やそれに付属する複数のケースで、Mike Wardさん側が勝ったんですよね。つまり、「表現の自由」「Free of Speech」的なことで。
ケベック州の人権委員会は、それ以降、人権侵害の申し立てで、審理されずに破棄されるケース等が増えているそうなんです。人権委員会側も200近い申し立てを、このMike Wardさんの判例に沿って、破棄したそうなんですよね。
上記とかぶりますが、人権侵害の調査自体が始まったケースも40%程減っているそうです、前年に比べて。
まあ全部が全部Mike Wardさんのケースのせいは言えないと思いますが、ある程度の大きなえいきゅおはあったんだと思います。
今のLegault政権自体が非仏語話者差別的な行動を取っていますので、州内では今後こういう差別的な行為が増えるかも・・・。
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コメント
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確かに裁判では彼が勝ったのかもしれませんが、正直コメディアンと言うには質の低い笑いだし、需要はないような気がします。それよりも、本当、この判例が悪影響を与えているだろうってことが一番いやと言うか、怖い所ですよね・・。
本当にこのケースの影響が無いとは言えないと思います。
人権保護を軽視しているのは、近々成立された法案を見ても手に取るようにわかりますよね。