このブログでも何度も話しています、現CAQ政権の悪名高いBill21とBill96。このうちBill96で決まった、「仏語コミッショナー」と言う新しい政府系の役職があります。これ、州内の仏語環境をより良くするため、もっと言えば、州内で仏語がもっともっと使われるようにするために動く、独立系の役職だそうです。
まあ、独立系とは言え政府の息がかかっているのは明白です。
さてこのコミッショナー職にQC州政府は哲学者であるBenoît Dubreuilさんを就けようとしていました。コミッショナー職の就任は、議会の2/3が賛成すれば認められ、先の州議会選挙で大勝した現政権与党のCAQが2/3をはるかに超える議席数を有しているため、問題はないとみられていましたが・・。
Québec solidaire (QS)がその就任に反対を表明します。理由はBenoît Dubreuilさんの移民に対する思想がQSと一致しないため。Benoît Dubreuilさんは「移民者数の上昇は州内のフランス語話者数の減少に直結する」と発言しているんです。
これ、QSはGood Job!です、本当。こんな移民否定派、仏語万歳!脳の人間がコミッショナー職に就くと、多分すぐに非仏語話者にとってマイナスにしかならないことを始めるでしょうから・・。
さて次は誰を指名してくるのかな、CAQは。まあ、同じような人選になるでしょうけどね。
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