ケベック州政府の「仏語バカ」政策であり、州を衰退させるだけの英語系大学に限って適用される、州外学生の授業料倍額。ビジネス関係者や野党など政治家からも反発を招いていますが、前回総選挙で圧勝していることを理由にCAQは推し進めていくでしょうね。前にも書きましたが、CAQは仏語と英語(その他言語)との共生を望んでは無く、ただただ仏語のみの州を作ろうとしているだけ。
仏語以外の言語を話す人・企業はいらないってことなんですよね。
この授業料問題語、ケベック州の英語系大学の一つCondordia大学で行われたオープンキャンパス、やっぱり参加者が減っていると大学側がコメント。更に事前にキャンセルも相次いだようです。更に参加した高校生も、オープンキャンパスに参加したけど、ケベック州の大学を受験するのを辞めるって言う生徒さんが沢山いたみたい。まあ、当然の結果ですよね。これもCAQがやりたかったことでしょう。ケベック州民以外は来るな、英語を話す奴は来るな、ってことですから。
ただ、この状況に州内の英語系大学のうち、McGill大学とConcordia大学の学生さん同士が連携して、10/30にデモを行う予定だそうです。学生数が減るっていう事は大学経営的にも不安定になるし、結果質の高い授業の提供が出来ず、大学の質自体が落ちて、受験生が減って、と悪循環に。まあ、これもCAQが望んでいる事なんでしょう。
更に両大学の学生さん達はモントリオール市内の仏語系大学、UoMやUQAMとの連携も模索しているとのこと。
馬鹿が国や地域を壊す、私たちはその残念で最悪な歴史的な瞬間を目の当たりにしているんでしょうね、日本とケベック州を見ててそう思います。
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